top of page

自衛隊に関する思い

  今の自衛隊の装備で充分か

平成三十年五月十日


 いえ、今の自衛隊の装備で充分か?答えはノーです。自衛隊は確かに純国産、国産、米国製などの最新鋭で優秀な装備を少なからず持っています。しかし、正面装備といわれる戦車や戦闘機はある程度の質は確保していても、本当はもう少し数が欲しいところです。また、目立つ戦闘機や護衛艦などに予算を取られて、ロジスティクス、補給や兵站が極めてお粗末な状態と言われています。また、陸上自衛隊などでは隊員の個人装備まで予算が回らず、自前で買い足している人もいます。陸上自衛隊ではセーターも支給してくれません。現在はわかりませんが、少し前まで自衛隊のオフィスのコピー機までその部署の隊員たちが自腹で給与からお金を出し合って、置いていたというはなしがありました。また、防衛装備のバランスも良くはありません。自衛隊の装備は米軍と組み合わせて初めて強力な装備体系になるように作ってあるのです。いわば、日米同盟、日米安全保障条約があってはじめての強い抑止力になるように設計してあるのです。自衛隊は少し前のデータだと世界中の中で防空能力第3位、対潜水艦能力は世界2位、3位と言われていましたが、一方でとても能力の低い分野もあります。今後は自衛隊の質と量の確保、独力で日本を守れる能力の整備が必要となるでしょう。また、自衛隊員は災害派遣で、被災地に駆けつけても、暖かい食事、飲料も食べず、体育館でゴロ寝して災害救助活動にあたる場合があります。補給部隊の炊飯能力や入浴支援能力、宿泊援助能力が明らかに足らないのです。今後はこのような支援能力面でのハードの整備やソフトな自衛隊員のための支援能力整備、能力構築が必要となるでしょう。自衛隊は足らぬ足らぬを工夫で乗り切っている状況なのです。

​日本大学 二年 男性

bottom of page